松岡美術館 ブログ

「空海と密教美術」展レセプション

先日、東京国立博物館で行われている「空海と密教美術展」のレセプションに行ってまいりました。
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“展示作品の98.9%が国宝・重要文化財”ということで、文字通りのお宝尽くしでしたが、その中でも特にお勧めしたいのが、展示コーナーの最後に控える仏像曼荼羅。京都・東寺の立体曼荼羅から、出開帳よろしく8体が展示されています。
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暗い室内にスポットの光で浮かび上がる仏像の姿は、3年前に東寺講堂で見たそれらとはまったく違うイメージを受けます。
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これは、空海の意図した立体曼荼羅ではないので仏像曼荼羅としてあるのです。

思えば、我々にとってはどちらでの観覧も「非日常」の行動ですが、仏像にとっては東寺での姿が「日常」、東博での姿は「非日常」ということになります。

美術館・博物館の作品の展示方法には
新たな世界観の中で思い切り非日常を演出する方向
時代や背景を含めて作品の日常を忠実に再現する方向
ただ作品のありのままを飾らずに見せる方向
などいくつも考えられます。
その視点から見てみると、この「空海と密教美術」展は、非日常の演出の中にも密教世界の日常への畏敬の念が伝わってくるような、非常にバランスの取れた展示方法だなという印象が残りました。

詳しくはこちら

(個人的には醍醐寺の大威徳明王の牛が気になる松岡)
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by matsu_bi | 2011-07-28 16:41 | レセプション

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