松岡美術館 ブログ

あーとなおしゃべり

5月の感動 その2

上野に行ってまいりました。今月は3回も行きました。001.gif
そのうちの一度は夜のみ。大学の同期の東京出張にかこつけた同期会です068.gif。卒業して35年程になりますが、なんだかんだと仲良しです。ありがたいことです。上野には、びっくりするほど安くておいしい居酒屋さんありますねえ。

話題はそこではなく、上野で開催中の二つの展覧会でした!
科学博物館「グレートジャーニー」展は6月9日までですが、必見!と私は思います。何がいいとか、どこがポイントとかではないのです。人類が、世界に散らばって行ったその世界観を、どうぞ味わっていらしてください。きっと、(今日も、また言いますが)がいとおしくなると思います。

もう一つは、東京芸術大学美術館にて開催中の「夏目漱石の美術世界」展
5月初めに渋谷、青山の「文学散歩」をしました。渋谷 金王八幡宮、豊栄稲荷(庚申塔がたくさんあります)。青山スパイラルビルの高野長英の碑(長英が潜伏していたところだそうです)、表参道 善光寺のやはり高野長英と渡辺崋山の石碑などなど。半世紀以上東京に住み、渋谷、青山はまあまあ馴染みの土地であるにもかかわらず、全く知らなかった「事実」に出会い驚愕でした。「天地明察」の冒頭(実はまだ読んでいませんが)に書かれている一件、金王八幡宮宝物殿(だったと思います…)で、いつでもご覧になれますよ! あっ、話が脱線してしまいました。漱石との関係は渡辺崋山です。「心」の一節に登場する崋山の絶筆、《黄梁一炊図》、展示されていました!49歳で自害せざるを得なくなった崋山が、自害する日を伸ばして描き上げたという作品、感慨深いものがあります。
チラシには「みてからよむか」とありますが、私は何か一つ、途中まででも読まれてから鑑賞されることをお勧めします。感動が、数倍になるのではないかと存じます。ちなみに私は「倫敦塔」を読み、J.E.ミレイ《ロンドン塔幽閉の王子》に大感動して何度も何度も観に戻ってしまいました。

ミレイは、当館でも只今展示しております。
《聖テレジアの少女時代》は、ミレイが64歳の時の作品。16世紀に活躍した聖テレジアは裕福な家に生まれましたが、母親を早くに亡くし、幼い弟や妹たちの世話を良くしたそうです。きりりと行く手を見据えるテレジアの眼差し、弟の手をしっかり握り進む姿…すでに、神の道を歩む意思を感じさせてはいないでしょうか。                     くろかわ

J.E.ミレイ 《聖テレジアの少女時代》 1893年 油彩・カンヴァス
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by matsu_bi | 2013-05-28 17:46 | その他

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