松岡美術館 ブログ

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「明・清陶磁の名品」展レセプション

本日は出光美術館の「明・清陶磁の名品-官窯の洗練、民窯の創造」展のレセプションに行ってまいりました。
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今回は「名品展」と銘打つだけあって、文字通り、粒ぞろいの名作・大作がずらりと展示されていました。
こういった展示は(自分の場合は)圧倒されて、途中で疲れてしまうことが多々あるのですが、今回は息切れすることなく最後まで堪能させていただけました。その理由の一つに「解説の少なさ」が挙げられます。基本的に作品と作品名・年代・窯名の書かれたキャプションのみ、という至ってシンプルな構成なのです。最初は「初心者にはちょっと乱暴かな?」とも思ったのですが、図録を広げてみて、それが杞憂だと分かりました。図録では1点1点、丁寧に解説されているだけでなく、キャプションの技法用語集まで付いているのです。

解説が煩わしいと思う人は作品だけに集中でき、詳しく知りたい人は図録を片手に見てまわれば良い

やたらと読ませることが多い展覧会も少なくない中、このような配慮は(美術館を運営する立場の一人として)とても大切なことだと感じます。

また、今回は「官窯」と「民窯」を対比させる展示ということで、官窯の作品のキャプションには龍の、民窯のそれには唐子の文様を入れどちらか一目瞭然にしてある、というのも嬉しい心遣いと遊び心でした。

鑑賞陶器の好きな方は必見の名品展、詳細はこちら

(松岡)
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by matsu_bi | 2011-06-27 23:06 | レセプション

あーとなおしゃべり

白金の憩い 
蒸し暑い日が続きますが、皆様いかがおすごしですか?
 今週の火曜日(21日)は、久々に用事のない休みの日になりました。近いのに、なかなか行かれない美術館巡りには絶好のチャンス!午前中に家の仕事を済ませ、午後から出かけました。予報では不安定と言われていたにもかかわらず、昼すぎからはとても暑くなりました058.gif
 まず、目黒区美術館さんの「ラファエル前派からウィリアム・モリスへ」展へ。ラファエル前派の中でもウィリアム・モリスと強いつながりをもっていたロセッティやバーン=ジョーンズの作品を中心に、産業革命後の19世紀に、彼らが社会に投げかけた、自然や芸術のある生活の潤いとはどのようなものだったかということを考えさせられる展示でした。同時開催の、藤田嗣治展も魅力的です。
ちなみに当館にもラファエル前派設立メンバーの一人、ジョン・エヴァレット・ミレイの《聖テレジアの少女時代》の他、ペルジーニの《束の間の喜び》、ポインター《小さな災難》、また、藤田嗣治の《二人の少女と鳥籠》展示中です。
 そして、もう1件。バスに乗って、庭園美術館さんへ。こちらは「森と芸術」という展覧会です。「エデンの園」の描写に始まり、「白金の森」に至る写真の数々まで、幅広い展開でした。何よりも素晴しいのは、ここには本物の「自然」がたくさんあるということです。実は、なかなか庭園美術館さんに昼間うかがうことができず、この日は初めて「庭園」を散策できたのです!森をテーマとした展示を拝見した後で味わう庭園は、また格別だったと思います。私はなんと恵まれているのでしょう!043.gif樹々たちはまるで、待っていてくれたかのように枝を垂れ、池の鯉たちも近づいてきたり、飛び跳ねてくれたり。すっかり心潤いました。(お隣の自然教育園まで足をのばせればもっと「森」に近い自然があるのですが) 
庭園美術館さんにも、素朴派の画家ボーシャンの絵が何点か展示されていますが、当館でも、ボーシャンの《海岸》をご覧いただけます。残念ながら、当館の庭は散策できないのですが、大きなガラス越しに、風になびく緑の風景をお楽しみいただけます。

 白金は都心にありながら、なかなか緑の多いところです。木陰に入れば暑さも和らぎます。一日ゆっくり散策にいらっしゃいませんか? お奨めは、午前中に松岡へ、お昼前に庭園美術館へ向かいお庭も散策して、ランチも庭園美術館のレストランで。それからバスで(等々力行きです。)権之助坂下車、目黒区美術館へ、というプランです。ちょっと欲張りかもしれませんが、アートに浸る一日ですよ。

ご紹介した目黒区美術館の展示は7月14日(木)まで。庭園美術館は7月3日(日)までです。(P)
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by matsu_bi | 2011-06-24 16:55 | その他

掲載のご案内

教科書にご紹介いただきました(^∀^)




●中学校美術科教科書『美術2・3上』
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光村図書出版

2012年4月から全国の中学校で使用される教科書です。


載せていただいたのは

≪青花双鳳草虫図八角瓶≫中国元時代 景徳鎮窯



(ユアサ)
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by matsu_bi | 2011-06-24 16:02 | 最新情報・お知らせ

渺渺展

行近壯之助氏の作品を観に渺渺展に行って参りました。

行近壯之助氏は

当館所蔵作品≪蒼想≫の作者行近壮人氏のご子息です。




では、ただいまから

こちらでしか観られない

夢の親子きょうえんをご覧いただきましょう(^∀^)



行近壮人≪蒼想≫
1973年 紙本着色
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152×233 ㎝



行近壯之助≪UZME≫
2011年 胡粉 墨 岩絵具 銀箔
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162×162 ㎝

いかがですか?




こちらはお父様の壮人氏

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絵の感じはぜんぜん違いますが

お顔はそっくりですね(^∀^)




(ユアサ)
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by matsu_bi | 2011-06-12 17:40 | その他

あーとなおしゃべり

二十歳の原点
 6月9日(木)梅雨の晴れ間の気持ちの良い日に、平塚市美術館で開催中の「画家たちの 二十歳の原点」展を鑑賞してきました。
 黒田清輝、青木繁、安井曾太郎らから、池田満寿夫、横尾忠則、会田誠など、日本を代表する芸術家たちの二十歳前後の作品が一堂に集まった展覧会です。最もナイーブなその時代のほとばしる感性が、どの作品にもあふれていました。時代による影響よりも、二十歳という年齢が描かせる強烈なメッセージは、とても印象的でした。無垢でひたむきなその時代が、自分にもあったことをふと思い出しました。037.gif
こちらの展示は12日(日)までです。
  展覧会のお話をもう一つ・・・
花鳥の美
  行かれそうで行かれない他館さんの展覧会、ちょっと続けてうかがいました。(会期も終盤、駆け込みです!)昨日仕事を終えてから出光美術館にて開催中の「花鳥の美」展へ。最後のギャラリートークにも間に合いました。043.gifテンポの良いお話はどこから聞いても楽しめます。さすがです。
  私は高麗時代の〈青磁象嵌蒲柳鷺唐子文浄瓶〉と室町時代の〈日月四季花鳥図屏風〉がとても好きです!うっとりしました。特に屏風の縁にちりばめられた螺鈿のかわいらしいこと!いつまでも眺めていたかったです。目の保養、耳の保養、ありがとうございました。040.gif
こちらの展示は19日(日)までです。
 ちなみに当館の「青のうつわ」展でご紹介している、中国 元・明・清時代の青花のうつわにも美しい花々や鳥が描かれておりますので、ぜひご覧ください。(P)
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by matsu_bi | 2011-06-11 17:38 | 学芸関係

「鳳凰と獅子」展レセプション

先日、サントリー美術館で開催中の「不滅のシンボル 鳳凰と獅子」展のレセプションにお邪魔しました。

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当館でも4月まで「ファンタジー」と題して、龍や鳳凰といった幻想動物を描いたうつわなどを展示していましたが、こちらは古代中国の銅鏡から近代日本の布団地に至るまで、鳳凰と獅子に関する作品が一同に展示されています。

高貴で優美な鳳凰
勇壮で威厳に満ちた獅子
という取り合わせはまさに豪華絢爛

時代や国を超えたスケールの大きさもさることながら、対象が想像上の生き物ゆえに作り手の自由な感性が作品から良く伝わってくる、大変見ごたえのある内覧会でした。

今展は会期中に何度も展示替えが行われるとのことで、何度行っても楽しめる(反面、学芸員の方の苦労が察せられる007.gif)というのも魅力の一つですね。

詳細はこちら

(松岡)
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by matsu_bi | 2011-06-11 12:36 | レセプション

掲載誌のご案内

下記の3誌にご紹介いただきました(^∀^)

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(ユアサ)
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by matsu_bi | 2011-06-05 14:17 | 最新情報・お知らせ

あーとなおしゃべり

デザインの楽しみ  
 6月になりました。梅雨ですね。057.gif 紫陽花が色づき始めました。といっても、当館の紫陽花はまだ、今日は緑色です。花の様子は日々刻々と変化するので見ていて飽きません。

 昨日、六本木ミッドタウンにある「21-21 DESIGN SIGHT」さんの「倉俣史朗とエットレ・ソットサス展 夢見る人が夢見たデザイン」の見学をしてきました。ミッドタウンのガーデン内にあるデザインミュージアム。2007年のオープン時から憧れていたのですが、なかなかうかがえず、やっと念願叶いました。
 20世紀を代表する二人のデザイナーの仕事を通して、自由で生き生きとした「デザイン」を体験する、そんな空間が拡がります。安藤忠雄さんの設計による建物そのものが、すでに「21-21 DESING SIGHT」のコンセプトの始まり。なんて、難しい(?)横文字(カタカナコトバ)の事を考えたりせず、とにかく「夢見る人が夢見たデザイン」を体感してみてはいかがでしょう。明るくて、楽しくて、とにかくワクワクします。ドキドキします。
 この展覧会は7月18日まで。その後しばらく休館されるそうです。小さな子どもから大人まで感じることはさまざまだと思いますが、すてきな時間を共有できると思います。しっとりと広がるガーデンのみどりもいい香りです。梅雨空ではありましたが、心地よい時をすごさせていただきました。                                          (P)
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by matsu_bi | 2011-06-02 14:49 | 学芸関係

うたの旅人

BS朝日「うたの旅人」の収録が当館にて行われました。

この番組は、朝日新聞の「be on Saturday」で連載中の「SONG うたの旅人」を映像化したもので、テーマとなる「うた」の歌手や作詞・作曲家、背景となった風土や歴史などを紹介し、その「うた」が誕生したルーツを探る、うたの旅番組だそうです。


今回のうたは

ゴダイゴの「ガンダーラ」

ということで

当館のガンダーラ作品に出演依頼があったのです(^∀^)
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そもそもガンダーラとは何なのか・・・

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ガンダーラ美術に詳しい中央大学教授の田辺勝美氏に語っていただきました。

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先生はとても分かりやすいご説明をなさっていました。
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写真中央の菩薩半跏思惟像は創立者松岡清次郎のガンダーラ・インド彫刻蒐集のきっかけとなった作品です。



どんな仕上がりになっているのか楽しみです(≧∀≦)


放送予定は6月28日(火)22:00~22:55



ぜひご覧になってくださいませ(^∀^)






(ユアサ)
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by matsu_bi | 2011-06-01 17:44 | 最新情報・お知らせ

河津先生の個展

 河津胖子先生の個展が、ギャルリー・コパンダ―ルで6月5日(日)まで開催されています。
            
            午前11時~午後6時(最終日は5時閉場)
            中央区京橋2ー7ー5  ℡ 03-3538-1611

 当館では今年初めのファンタジー展の時に館蔵作品の《樹魂の譜》を展示しました。

 今回の個展では、新作20余点の展示だそうです。興味のある方は是非、ご覧ください。(○)
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by matsu_bi | 2011-06-01 16:28 | 学芸関係

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