松岡美術館 ブログ

松室加世子先生のご来館

5月4日(木・祝)「美しい人びと」で展示中の《竪琴》を描かれた、松室加世子先生がご来館下さいました。松室先生、ご多用中のところお運びいただきどうもありがとうございました。

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松室先生よりうかがった、制作当時の思い出をご紹介いたします。

《竪琴》には桃山時代の女性を描きましたが、安田靫彦先生、羽石光志先生(共に歴史画で名高い院展作家) について学んでおりましたので、やはり歴史画を描こう、との想いからの制作でした。

歴史画と申しましても、歴史的な事件や事実を描くのではなく、自分の中でいろいろと空想を広げて表現いたしました。

当時、桃山時代にとても親しみを感じており、信仰に命を捧げるキリシタンの人びとに興味をおぼえて、こうした絵画ばかり描いておりました。

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松室先生のお言葉のとおり、《竪琴》の遠景には尖塔に十字架が見えています。イタリアの教会をモティーフに、舞台もイタリアを想定されていたとのこと。そして現在は展示しておりませんが、当館には先生の作品がもう一作、明智光秀の三女でキリシタンとして有名な細川ガラシャを描いた《燭光》も所蔵しております。こちらは《竪琴》の翌年に制作されました。

「美しい人びと」も会期終了の5月14日(日)が近づいてまいりました。
展示室で竪琴を奏でる桃山時代の美しい人に会いにいらっしゃいませんか?皆さまのご来館を心よりお待ちしております。 (寺島)

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# by matsu_bi | 2017-05-05 10:00 | 最新情報・お知らせ

ロビーコンサート アートとともに クラリネット 岩瀬龍太

429日(土・祝)1530分より、2017年第2回目のロビーコンサートを行いました。

今回の演奏は、クラリネット奏者の岩瀬龍太さん。

岩瀬さんの当館ロビーコンサートへの出演は2回目。

前回は昨年1月にDuo itodoとしてご出演いただきました。


【プログラム】

クロード・ドビュッシー シリンクス

ヨハン・セバスチャン・バッハ 半音階的幻想曲

アストル・ピアソラ タンゴ・エチュード 第3

〈アンコール曲〉

アストル・ピアソラ タンゴ・エチュード 第4

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今回の演奏曲は全て、クラリネットの為に書かれた曲ではありませんでした。1曲目はギリシャ神話をテーマにしたフルート曲「シリンクス」。美しくも神秘的な曲調とクラリネット独特の深みのある音で、深い森にいるかのような気分にさせられます。2曲目の「半音階的幻想曲」はチェンバロの為に書かれた曲で、息継ぎするタイミングが中々なく大変だったそうです。3曲目はモダンタンゴの奇才ピアソラの「タンゴ・エチュード 第3番」。さらにアンコール曲はなんとぶっつけ本番!「タンゴ・エチュード 第3番」に続く形で、「タンゴ・エチュード 第4番」を演奏してくださいました。演奏前のMCではできるかなとおっしゃっていましたが、事前に用意していたかのような素晴しい演奏でした。岩瀬さん、ならびにご来館してくださった皆様、ありがとうございました。

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次回のロビーコンサートは、85日(土)の1530分~

武蔵野音楽大学の学生さんによる木管アンサンブルを予定しております。次回もどうぞお楽しみに。

皆様のご来館を心よりお待ちしております。


山口


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# by matsu_bi | 2017-05-04 18:57 | コンサート

映画「エルミタージュ美術館 美を守る宮殿」試写会

昨日は、映画「エルミタージュ美術館 美を守る宮殿」の試写会に足を運びました。


エルミタージュ美術館は、ロシアのサンクトペテルブルクにある国立美術館です。エルミタージュとは「隠れ家」の意味で、もともとは創設者のエカテリーナ2世が気心の知れた人たちと過ごすための場所でした。
設立は1764年と古く、世界遺産にもなっています。ティツィアーノの初期作品《エジプトへの逃避》、ラファエロの《聖ゲオルギウスと竜》、レンブラントの《放蕩息子の帰還》、《ダナエ》など名品中の名品を所蔵し、ルノワール、モネ、マティス、ゴッホ、ゴーギャン、セザンヌ、ピカソなど、フランスの近代美術の名作もそろっています。


映画は、ロシアの美しい街並みと「エルミタージュ美術館は、ロシアの歴史そのもの」という台詞からはじまります。息を飲むような美しい映像と訴えかけてくる言葉に、冒頭から鷲掴みにされました。
「エルミタージュ美術館は、ロシアの歴史そのもの」という言葉の通り、本作は美術館所蔵の名品を紹介するにとどまらず、その背景となる歴史にスポットが当てられています。そこには、戦火から美術品を守り続けた歴代の館長と学芸員たちの知られざるストーリーがありました。


第二次世界大戦中、敵国からの脅威を避けるため、エルミタージュ美術館の職員たちは、コレクションを安全な地へと移動する大プロジェクトを開始しました。疎開先は、ウラル山脈中部の街スヴェドロフスク(現・エカテリンブルク)。列車によってコレクションは運ばれ、館内には絵を抜き取った後のおびただしい数の額が残りました。
ある日、疲弊した兵士たちがコレクションの大移動で空っぽになったエルミタージュ美術館に訪れたことがありました。しかし学芸員たちは空になった額の前で、以前飾られていた絵画の解説をはじめました。実物はそこにありませんが、兵士たちはその話を聞いて想像を膨らませ、幸せな心地になったと言います。過酷な状況下の中、美術品が人々に与えものは大きかったのです。


いまお話したのは、映画のほんの一部分です。ぜひ、みなさまも本編をご覧になってはいかがでしょうか。エルミタージュ美術館のコレクションを高画質な画像で鑑賞できるだけでなく、ロシアの歴史とその背景を知ることのできる一本です。
また、現在、六本木・森アーツセンターギャラリーにて「大エルミタージュ美術館展」が行われていますので、併せてご覧になることでより理解が深まることかと思います。




ミシマ


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# by matsu_bi | 2017-04-01 14:40 | 広報活動

「FUJIFILM SQUARE 開館10周年記念写真展」の内覧会

先日、「FUJIFILM SQUARE 開館10周年記念写真展」の内覧会に足を運びました。
各方面でご活躍されている名だたる方々の作品に、ただただ驚きでした。

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個人的には、この写真(鶏卵紙)に絵具で彩色を施した作品が好きです。
写真と絵画が融合した、調和と新鮮さがそこにはありました。
カラー写真がない時代であっても、
こうした工夫により色を伝えることができたのか、と感激しました。


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また、学生時代にお世話になった土田ヒロミ先生の作品もありました。
土田先生には、写真と言葉の関係性についてをご教示いただきました。
撮影した写真一枚一枚に、それぞれ20字程度の言葉を添えていき、
写真を言葉と結び付けていく。
いままで自分が体験したことのなかった、
あのワークショップは卒業して数年経ったいまでも鮮明に覚えています。



デジタルの普及により、写真を印刷する機会がしだいに減りつつある現代ですが、
生のプリントに触れることにより、改めて紙が持つ独特の世界観を体感しました。

風のゆらめき、空気の匂い、街や空の表情、人々の想い。
五感にうったえかけてくる、そんな写真の数々。
ぜひ皆様にも、そんな写真たちの世界を味わっていただけたらと思います。

「FUJIFILM SQUARE 開館10周年記念写真展」の詳細は、以下になります。





ミシマ
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# by matsu_bi | 2017-03-26 14:49 | レセプション

ロビーコンサート アートとともに Duo Deux Fleurs -デュオ ドゥ フルール-

全国的に雪が降ったりと寒い日が続く2月11日土曜日の午後3時30分から、今年初めてのロビーコンサートを開催しました。

今回の出演者は、中村ゆか里さん、中村里奈さん姉妹によるヴァイオリンデュオ「Duo Deux Fleurs -デュオ ドゥ フルール-」。


【プログラム】

クライスラー 愛の喜び

ベリオ 二台のヴァイオリンの為のコンチェルト

カッチーニ アヴェマリア

バルトーク ルーマニア民俗舞曲

〈アンコール曲〉

さくら変奏曲

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鮮烈な曲調でスタートした今回のコンサート。そこへ、カッチーニのアヴェマリア。会場がしっとりとした雰囲気に包み込まれます。続く、バルトークのルーマニア民俗舞曲は7つの舞曲の旋律を用いて6つの部分で構成されており、思わず踊りたくなるようなリズミカルな楽しい演奏でした。ここ数日は、外出が億劫になるような寒さが続いていますが、館内は沢山のお客様の拍手に包まれていました。

さらに、アンコールでは当館の庭園を桜の時期に無料開放していることをご紹介くださったうえで、さくら変奏曲を演奏するという粋なはからい。素敵な演奏に加え当館の宣伝まで、どうもありがとうございますm(_ _)m

さくらさくら…日本人なら誰もが親しみのあるメロディーですが、二台のヴァイオリンによって奏でられる優雅かつドラマティックなメロディーで、春の到来が待ち遠しくなりました。

中村ゆか里さん、中村里奈さん、ならびにご来館くださった皆様、ありがとうございました。

当館の庭園開放については、ツイッターや、こちらのブログでお知らせしておりますので、ぜひお越しください。(写真は昨年、春のお庭です。)

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次回のロビーコンサートは、4月29日(土・祝)の15時30分~

岩瀬龍太さんによるクラリネットの演奏を予定しております。

次回もお楽しみに。

皆様のご来館を心よりお待ちしております。

山口


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# by matsu_bi | 2017-02-12 10:49 | コンサート

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