松岡美術館 ブログ

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あーとなおしゃべり

 月曜日の美術館めぐり
 
 連休中は当館もたくさんのお客様にご来館いただきました。ありがとうございました。040.gif
庭の新緑は、日ごとに濃さを増していきます。古木の桜を伐採したために、日当たりが良くなり、もみじの枝が例年より勢いよく伸びているような気がします。

 さて、月曜日は当館の休館日。美術館は月曜休みが多いのですが、港区内には月曜日も開館している館がいくつかあります。7日は思い切って、3つの展覧会をめぐってみました。001.gif

 まず、大エルミタージュ美術館展 世紀の顔・西欧絵画の400年  国立新美術館 
 次に、毛利家の至宝 大名文化の精粋  サントリー美術館
 そして、ジョルジュ・ルオー 名画の謎  パナソニック汐留ミュージアム

という順で廻りました。

 連休明けということもあったのか、どちらの展覧会もそれほどの混雑も無く楽しませていただきました。
それぞれに、忘れられない出会いを一つだけ・・・053.gif053.gif
 
 大エルミタージュ美術館展  ジェイムズ・ティソ 「廃墟(内なる声)」(1885年)
 毛利家の至宝  太刀 銘 備前国 (伝 友成)
 ジョルジュ・ルオー 名画の謎 「マドレーヌ」(1956年)

 他にも、月曜日に開館している美術館が、区内にはいくつかあります。たとえば、岡本太郎記念館、21_21 DESIGN SIGHT、フジフィルム スクエア、森美術館、味の素食の文化センターなど。また、エプソン品川アクアスタジアム、共同通信社ニュースアート、東京海洋大学海洋科学部附属 水産資料館、東京都立中央図書館、港区立港郷土資料館なども月曜日に開館している施設です。

 さてさて、次の月曜散歩は再び六本木か、イルカショーか、それとも読書三昧か・・・
(ちなみに、港郷土資料館は三田図書館内にあります)。実現する日は近くないのですが、思いを馳せるのは楽しいものです(P)
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by matsu_bi | 2012-05-10 17:28 | その他

京都へ

当館の仏陀説法図菩薩坐像が京都へ旅立ちました(^∀^)



2012年4月28日(土)-7月16日(月)に龍谷大学ミュージアムで開催される
特別展仏教の来た道-シルクロード探検の旅に出演するためです♪

《仏陀説法図》3~4世紀 灰色片岩
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《菩薩坐像》3世紀頃 灰色片岩
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京都へお越しの際は、どうぞご覧くださいませ(^∀^)
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by matsu_bi | 2012-04-20 14:33 | 貸出展示

あーとなおしゃべり


「新日本画への道すじ」 山口蓬春記念館 
 冷たい空気も心地よい、葉山の海辺。この時期に葉山を訪ねたのは、もしかすると初めてだったかもしれません。日曜日の午後(2/5)でしたが、神奈川県立近代美術館・葉山が休館だったこともあったのでしょう、とても穏やかな気持ちで山口蓬春記念館さんへ続く坂道を登りました。現在、当館所蔵の《夏果図》をふくめ蓬春の戦後の画業を中心とした作品が展示されています。
 自宅兼アトリエだった日本家屋が、ほぼそのまま美術館として公開されています。2階からは静かな葉山の海が一望できました。例年ならお庭の梅も咲いている時期との事でしたが、今年はまだ蕾も固く、もうしばらく先になりそうです。056.gif
 展示は、デッサンなども含め、日本画壇に新しい風を巻き起こした蓬春の画業をじっくり味わうことのできる内容。ご自宅であったこともあるのでしょうか、画家の息づかいまで聞こえそうな空間で、ゆったりとした時間をすごさせていただきました。
 《夏果図》展示は2月26まで。展覧会は3月25日までです。001.gif
  山口蓬春記念館
 
 〈追伸〉 逗子方面から森戸海岸を通り、海岸沿いの道を山口蓬春記念館へ向かう途中、右手に「魚寅」というカフェのようなレストランがあります。元はお魚屋さんの食堂というイメージの店でしたが、すっかり様子が変わってびっくり。お食事は海鮮丼、マグロのづけ丼、にぎりずしなどの和食。新鮮なネタが見事な逸品ぞろい。ぜひ一度お試しください。  (P)
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by matsu_bi | 2012-02-07 18:26 | 貸出展示

貸出展示のご報告

8月28日までホテルオークラで開催されていた「第17回 秘蔵の名品 アートコレクション展」
今年のテーマは“文化勲章受章作家の競演”ということで、当館からも2点貸出展示をさせていただきました。

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竹内栖鳳《涼蔭》 1926年




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堅山南風《秋草》 1929年




震災のあおりで美術館・博物館の来館者減が嘆かれている昨今ですが、この展覧会には例年比1.5倍の3万人弱ものお客様がいらっしゃったとのことです。
もともとチャリティーのシリーズイベントなのですが、今年は特に“東日本大震災復興支援”と銘打ったことと“文化勲章受章作家”というキーワードが功を奏したのかもしれません。

同じ作品を展示するにしても、アピールの仕方によってお客様の反応は全く変わってきます。特に当館のように、他所から借りずに所蔵品だけで企画展を行う美術館では、「何を」と同じぐらい(あるいはそれ以上に)「どう」展示しアピールするかが重要となります。
当館の次回展「日本の和美・彩美」のお客様の評価はいかに?

(松岡)

P.S.
グッズ売り場では当館所蔵・上村松園《春宵》のソーイングセットが販売されていました。お買い上げいただいた皆様、ありがとうございました!
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by matsu_bi | 2011-08-31 23:26 | 貸出展示

弘法も筆の・・・

  
 8月12日(金)東京はもちろん猛暑日。朝から30度をこえていたと思いますが、がんばって「空海と密教美術展」に行ってまいりました。9:30には玄関前に着いていたと思いますが、予想したほどの長蛇の列でもなく、5分ほど待っただけで入館できました。043.gif

 第一会場は動けないほどのひと・ひと・ひとだったので、いきなり第2会場に向かうとがら~ん。国宝の仏さまたちとごたいめ~ん!じっくり拝見できました。
 何度も行きつ戻りつしながら、ふと気付いたこと・・・ 京都・東寺の四天王は怒りをお顔に表しているといわれます。特に持国天立像は、日本一怖い お顔なのだとか。確かにそうなんです。特に近くで拝見すると恐ろしさが増します。ところが、離れた所から見てみると・・・その怖いお顔の奥に慈愛に満ちた表情が見える、そんな気がするのです。そう思って、他のちょっと怖いお顔の方々を眺めてみると、皆さんそうでした。 人々を救うという大師様の祈りが今に生きていることを感じながらひととき過ごさせていただきました。

 第一会場には筆のあやまりなどみじんもない、見事な大師様の書が・・・感服。040.gif

 9月25日までです。(P)
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by matsu_bi | 2011-08-13 17:48 | 学芸関係

「明・清陶磁の名品」展レセプション

本日は出光美術館の「明・清陶磁の名品-官窯の洗練、民窯の創造」展のレセプションに行ってまいりました。
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今回は「名品展」と銘打つだけあって、文字通り、粒ぞろいの名作・大作がずらりと展示されていました。
こういった展示は(自分の場合は)圧倒されて、途中で疲れてしまうことが多々あるのですが、今回は息切れすることなく最後まで堪能させていただけました。その理由の一つに「解説の少なさ」が挙げられます。基本的に作品と作品名・年代・窯名の書かれたキャプションのみ、という至ってシンプルな構成なのです。最初は「初心者にはちょっと乱暴かな?」とも思ったのですが、図録を広げてみて、それが杞憂だと分かりました。図録では1点1点、丁寧に解説されているだけでなく、キャプションの技法用語集まで付いているのです。

解説が煩わしいと思う人は作品だけに集中でき、詳しく知りたい人は図録を片手に見てまわれば良い

やたらと読ませることが多い展覧会も少なくない中、このような配慮は(美術館を運営する立場の一人として)とても大切なことだと感じます。

また、今回は「官窯」と「民窯」を対比させる展示ということで、官窯の作品のキャプションには龍の、民窯のそれには唐子の文様を入れどちらか一目瞭然にしてある、というのも嬉しい心遣いと遊び心でした。

鑑賞陶器の好きな方は必見の名品展、詳細はこちら

(松岡)
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by matsu_bi | 2011-06-27 23:06 | レセプション

あーとなおしゃべり

白金の憩い 
蒸し暑い日が続きますが、皆様いかがおすごしですか?
 今週の火曜日(21日)は、久々に用事のない休みの日になりました。近いのに、なかなか行かれない美術館巡りには絶好のチャンス!午前中に家の仕事を済ませ、午後から出かけました。予報では不安定と言われていたにもかかわらず、昼すぎからはとても暑くなりました058.gif
 まず、目黒区美術館さんの「ラファエル前派からウィリアム・モリスへ」展へ。ラファエル前派の中でもウィリアム・モリスと強いつながりをもっていたロセッティやバーン=ジョーンズの作品を中心に、産業革命後の19世紀に、彼らが社会に投げかけた、自然や芸術のある生活の潤いとはどのようなものだったかということを考えさせられる展示でした。同時開催の、藤田嗣治展も魅力的です。
ちなみに当館にもラファエル前派設立メンバーの一人、ジョン・エヴァレット・ミレイの《聖テレジアの少女時代》の他、ペルジーニの《束の間の喜び》、ポインター《小さな災難》、また、藤田嗣治の《二人の少女と鳥籠》展示中です。
 そして、もう1件。バスに乗って、庭園美術館さんへ。こちらは「森と芸術」という展覧会です。「エデンの園」の描写に始まり、「白金の森」に至る写真の数々まで、幅広い展開でした。何よりも素晴しいのは、ここには本物の「自然」がたくさんあるということです。実は、なかなか庭園美術館さんに昼間うかがうことができず、この日は初めて「庭園」を散策できたのです!森をテーマとした展示を拝見した後で味わう庭園は、また格別だったと思います。私はなんと恵まれているのでしょう!043.gif樹々たちはまるで、待っていてくれたかのように枝を垂れ、池の鯉たちも近づいてきたり、飛び跳ねてくれたり。すっかり心潤いました。(お隣の自然教育園まで足をのばせればもっと「森」に近い自然があるのですが) 
庭園美術館さんにも、素朴派の画家ボーシャンの絵が何点か展示されていますが、当館でも、ボーシャンの《海岸》をご覧いただけます。残念ながら、当館の庭は散策できないのですが、大きなガラス越しに、風になびく緑の風景をお楽しみいただけます。

 白金は都心にありながら、なかなか緑の多いところです。木陰に入れば暑さも和らぎます。一日ゆっくり散策にいらっしゃいませんか? お奨めは、午前中に松岡へ、お昼前に庭園美術館へ向かいお庭も散策して、ランチも庭園美術館のレストランで。それからバスで(等々力行きです。)権之助坂下車、目黒区美術館へ、というプランです。ちょっと欲張りかもしれませんが、アートに浸る一日ですよ。

ご紹介した目黒区美術館の展示は7月14日(木)まで。庭園美術館は7月3日(日)までです。(P)
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by matsu_bi | 2011-06-24 16:55 | その他

あーとなおしゃべり

二十歳の原点
 6月9日(木)梅雨の晴れ間の気持ちの良い日に、平塚市美術館で開催中の「画家たちの 二十歳の原点」展を鑑賞してきました。
 黒田清輝、青木繁、安井曾太郎らから、池田満寿夫、横尾忠則、会田誠など、日本を代表する芸術家たちの二十歳前後の作品が一堂に集まった展覧会です。最もナイーブなその時代のほとばしる感性が、どの作品にもあふれていました。時代による影響よりも、二十歳という年齢が描かせる強烈なメッセージは、とても印象的でした。無垢でひたむきなその時代が、自分にもあったことをふと思い出しました。037.gif
こちらの展示は12日(日)までです。
  展覧会のお話をもう一つ・・・
花鳥の美
  行かれそうで行かれない他館さんの展覧会、ちょっと続けてうかがいました。(会期も終盤、駆け込みです!)昨日仕事を終えてから出光美術館にて開催中の「花鳥の美」展へ。最後のギャラリートークにも間に合いました。043.gifテンポの良いお話はどこから聞いても楽しめます。さすがです。
  私は高麗時代の〈青磁象嵌蒲柳鷺唐子文浄瓶〉と室町時代の〈日月四季花鳥図屏風〉がとても好きです!うっとりしました。特に屏風の縁にちりばめられた螺鈿のかわいらしいこと!いつまでも眺めていたかったです。目の保養、耳の保養、ありがとうございました。040.gif
こちらの展示は19日(日)までです。
 ちなみに当館の「青のうつわ」展でご紹介している、中国 元・明・清時代の青花のうつわにも美しい花々や鳥が描かれておりますので、ぜひご覧ください。(P)
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by matsu_bi | 2011-06-11 17:38 | 学芸関係

あーとなおしゃべり

デザインの楽しみ  
 6月になりました。梅雨ですね。057.gif 紫陽花が色づき始めました。といっても、当館の紫陽花はまだ、今日は緑色です。花の様子は日々刻々と変化するので見ていて飽きません。

 昨日、六本木ミッドタウンにある「21-21 DESIGN SIGHT」さんの「倉俣史朗とエットレ・ソットサス展 夢見る人が夢見たデザイン」の見学をしてきました。ミッドタウンのガーデン内にあるデザインミュージアム。2007年のオープン時から憧れていたのですが、なかなかうかがえず、やっと念願叶いました。
 20世紀を代表する二人のデザイナーの仕事を通して、自由で生き生きとした「デザイン」を体験する、そんな空間が拡がります。安藤忠雄さんの設計による建物そのものが、すでに「21-21 DESING SIGHT」のコンセプトの始まり。なんて、難しい(?)横文字(カタカナコトバ)の事を考えたりせず、とにかく「夢見る人が夢見たデザイン」を体感してみてはいかがでしょう。明るくて、楽しくて、とにかくワクワクします。ドキドキします。
 この展覧会は7月18日まで。その後しばらく休館されるそうです。小さな子どもから大人まで感じることはさまざまだと思いますが、すてきな時間を共有できると思います。しっとりと広がるガーデンのみどりもいい香りです。梅雨空ではありましたが、心地よい時をすごさせていただきました。                                          (P)
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by matsu_bi | 2011-06-02 14:49 | 学芸関係

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