松岡美術館 ブログ

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美しいキモノ

本日は休館日を利用して、ハースト婦人画報社の「美しいキモノ」用の撮影が行われました。
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モデルは黄前ナオミさんです。
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撮影直前に偶然、特別清掃が入ったため、ピカピカの館内での撮影となりました。001.gif
発売をお楽しみに!

(松岡)
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by matsu_bi | 2012-01-10 18:00 | 広報活動

「三代山田常山-人間国宝、その陶芸と心」展レセプション

昨日は、出光美術館で開催中の「三代山田常山-人間国宝、その陶芸と心」のレセプションに行って参りました。今展は常滑焼(急須)作りで人間国宝となった三代山田常山の作品展です。

正直に言うと、自分は今展のような陶器の展示には若干の苦手意識があります。というのも、松岡コレクションの中核をなす中国・官窯磁器のような均一性や画一性が求められるやきものと違って、陶器のような作り手のパーソナリティが前面に出るやきものは、何をもって良し悪しとするかの基準がよくわからないのです。そこで、今回は自身の審美眼の無さは棚に上げて、「良い・悪い」ではない視点から感想を述べてみたいと思います。

この常山という方、失礼ながらプロフィールを拝見した限りでは、特に波乱万丈の人生を送られたというよりは、陶芸家の家系に生まれ、一生を常滑焼に捧げた生涯一職人という印象を受けました。ただその分、今回は作品そのものに興味を集中することができます。
展示作品のメインは急須なのですが、普段何気なく手にしている急須でも、改めてこのように展示されている姿を目にすると、新たな発見があるから不思議です。
今回一番の発見は「急須とは何と愛らしい丸みを持っているのだろう」ということでした。さらに、「茶銚(ちゃちょう)」「茶注(ちゃちゅう)」といった幼児言葉にも似た呼び名の響きが、この愛らしさに拍車をかけます。愛らしいという想いは学芸員さんたちも共通のようで、作品の中には「パンダ親子」といったニックネームが付けられているものも。「来館された方に作品のニックネームを付けてもらう企画展とか面白いかも」などちゃっかり自館の展覧会のヒントももらいつつ拝見させていただきました。

そんな愛らしい急須なのですが、困ったことに、見ていると全く別のことが脳裏をよぎり始めます。それは女性の身体特有の丸み…自館の企画展の準備で、連日のように裸婦像や身体の線を強調した古代の婦人像を目にしていた私は、いよいよすべてのものをエロスと結びつけるようになってしまったのでしょうか。

いえいえ、奇しくも「女性美」開催に際し、龍谷ミュージアム館長の宮治先生にご寄稿いただいた「古代インドの女神像の魅力」の中で、以下のようなくだりがあります。

「インドでは面白いことに、理想化する際に、女神の人体の美しさをいろいろな植物や動物など、身近なものに擬えて描き出す。それはサンスクリットの叙情詩や戯曲にも出てくる比喩的表現とも関係する。アシュヴァゴーシャ『ブッダ・チャリタ』、カーリダーサ『シャクンタラー』『メーガ・ドゥータ』などには、女性の美しさがいろいろと比喩的に讃えられている。『満月のように輝く顔』『青蓮華のような目』『壺のような乳房』『鷲鳥のようなお尻』『「蔓草のような腕と胴』『象の鼻のような太腿』などなど。こうした文学上の比喩的表現が女神の造形とも密接に関係する。」

また、キリスト教の創世記では、イヴが食べた林檎が乳房となった、とありますが、実際、今展の出品作には瓜や林檎を模したものも少なくありません。つまり(創世記の林檎が後付けだという史実は置いておいて)、壺(土器や陶器)、林檎、乳房…これらのキーワードが一つになって女性特有の肉体美を想像させることはあながち間違いではないのです。

展示中の作品の中には、あえて指の跡を残したものや窯変したものも見られます。まさしく日本人の美意識の根底にある「不完全の美」を感じさせてくれる作例です。また、美術館というある種の緊張や格式が伴いがちな場所で不完全なものを目にすることは、少しホッとするというか、空気感を和らげる効果もあるように感じます。本当に余談ですが、日本人で片方の目が二重、もう片方が奥二重というような不完全性を持つ人は、異性からモテやすいのだそうです…

なお、今回のレセプションでは出光美術館の近くに店舗を構える「一保堂東京丸の内店」が特別に出張されていて、煎茶、ほうじ茶、お菓子などをいただくことができました。普段あまりお茶には縁の無い私でしたが、一口含んでみて、その奥深い味わいに思わず声を上げてしまうほど、本当に美味しいお茶でした。是非、今展をご覧になった後にお店に寄られ、目と舌で、陶芸家とお茶職人の奏でるハーモニーに浸ってみてはいかがでしょうか。
http://www.ippodo-tea.co.jp/shop/marunouchi-tokyo.html

詳細はコチラ

(松岡)
P.S.皇居が広がる絶景を前にお茶とお菓子を堪能していたら、すっかりブログ用の写真を撮るのを忘れてしまいました…
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by matsu_bi | 2012-01-07 22:47 | レセプション

本日発売!

トレイネコ 7,800円

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バリ島などインドネシアではとてもポピュラーなトレイを持つ猫の像
その愛らしい姿をモチーフに、当館オリジナルのブロンズ像ができました
携帯、鍵、アクセサリーなどの小物置きに最適です
ジャコメッティの猫が「給仕頭」なら、このトレイネコは「新人ウェイター」といったところでしょうか

(松岡)
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by matsu_bi | 2012-01-06 12:13 | ミュージアムショップ

Who am I ?

もうすぐクリスマスですね〜

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…ん?

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!!

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(松岡)
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by matsu_bi | 2011-12-10 10:41 | その他

「大雅・蕪村・玉堂と仙厓」展レセプション

先日、出光美術館で開催中の『大雅・蕪村・玉堂と仙厓-「笑(わらい)」のこころ』のレセプションに行って参りました。

まず、展示内容に入る前に取り上げておきたいのが、パネル、ポスター、チラシに使われているタイトルロゴです。というのも、自分が最近見たチラシ・ポスターのロゴで、一番印象に残っているものが今展だったのです。
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ご覧の通り、四人の名前二文字ずつを縦書き・横一列に並べてテンポを持たせ、さらに青と赤、というよりシアンとマゼンタを交互に配することで華やかさを演出しています。シアンとマゼンタは色相でいう「準反対色」にあたり、穏やかな対比を生むため、嫌味なく主張することに成功しているのでしょう。

このシアン、マゼンタは図録にも多用されています。遊び紙の前ペラはマゼンタ、後ペラはシアンに染められ、また、マゼンタは大雅の、シアンは玉堂のイメージカラーにもなっているという手の込みようです。他の画家のイメージカラーは…それは買ってのお楽しみということで(ヒントは先ほど出てきた「色相」です)。

実は、この色のコンビネーションは、展示作品の中にも随所で見ることができます。例えば
池大雅《寿老四季山水図》の「江上笛声図」
池大雅《瀟湘八景図》の「漁村夕照図」など
もちろん、この場合は群青、緑青、辰砂、岱赭などという表現の方が適切なのでしょうが…

さて、今回のテーマは「笑」ということですが、ここでいう「笑」は今のいわゆる「お笑い」ではなく、当時の文化人の間で通じる体制批判やブラックユーモアが含まれています。正直、時代背景や教養に乏しい私には「?」のものもあったのですが、そんな自分でも楽しめたのが、会場のあちこちで見かける「かわいい」キャラクターたちでした。
折りしも、今月の芸術新潮の特集『ニッポンの「かわいい」』の「かわいい♡日本美術30選」に、出光さんの所蔵品もいくつか選ばれているのですが、その中には今回実物が見られる作品も!
同書の中で、「かわいい」は成熟の反動だというくだりがあるのですが、そう考えると、「笑」も「かわいい」もある種のアンチテーゼを内包しているという共通性を見出すことができそうです。

単純に「かわいい」に微笑むも良し、考え落ちに笑うも良し、青と赤の対比を楽しむも良し、様々な角度から楽しめる今展に皆様も是非!

詳細はこちら

(松岡)

P.S.
「かわいい」といえば、当館の何処かにたたずむこの3兄弟もなかなかでは?037.gif
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by matsu_bi | 2011-09-14 15:00 | レセプション

貸出展示のご報告

8月28日までホテルオークラで開催されていた「第17回 秘蔵の名品 アートコレクション展」
今年のテーマは“文化勲章受章作家の競演”ということで、当館からも2点貸出展示をさせていただきました。

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竹内栖鳳《涼蔭》 1926年




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堅山南風《秋草》 1929年




震災のあおりで美術館・博物館の来館者減が嘆かれている昨今ですが、この展覧会には例年比1.5倍の3万人弱ものお客様がいらっしゃったとのことです。
もともとチャリティーのシリーズイベントなのですが、今年は特に“東日本大震災復興支援”と銘打ったことと“文化勲章受章作家”というキーワードが功を奏したのかもしれません。

同じ作品を展示するにしても、アピールの仕方によってお客様の反応は全く変わってきます。特に当館のように、他所から借りずに所蔵品だけで企画展を行う美術館では、「何を」と同じぐらい(あるいはそれ以上に)「どう」展示しアピールするかが重要となります。
当館の次回展「日本の和美・彩美」のお客様の評価はいかに?

(松岡)

P.S.
グッズ売り場では当館所蔵・上村松園《春宵》のソーイングセットが販売されていました。お買い上げいただいた皆様、ありがとうございました!
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by matsu_bi | 2011-08-31 23:26 | 貸出展示

「空海と密教美術」展レセプション

先日、東京国立博物館で行われている「空海と密教美術展」のレセプションに行ってまいりました。
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“展示作品の98.9%が国宝・重要文化財”ということで、文字通りのお宝尽くしでしたが、その中でも特にお勧めしたいのが、展示コーナーの最後に控える仏像曼荼羅。京都・東寺の立体曼荼羅から、出開帳よろしく8体が展示されています。
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暗い室内にスポットの光で浮かび上がる仏像の姿は、3年前に東寺講堂で見たそれらとはまったく違うイメージを受けます。
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これは、空海の意図した立体曼荼羅ではないので仏像曼荼羅としてあるのです。

思えば、我々にとってはどちらでの観覧も「非日常」の行動ですが、仏像にとっては東寺での姿が「日常」、東博での姿は「非日常」ということになります。

美術館・博物館の作品の展示方法には
新たな世界観の中で思い切り非日常を演出する方向
時代や背景を含めて作品の日常を忠実に再現する方向
ただ作品のありのままを飾らずに見せる方向
などいくつも考えられます。
その視点から見てみると、この「空海と密教美術」展は、非日常の演出の中にも密教世界の日常への畏敬の念が伝わってくるような、非常にバランスの取れた展示方法だなという印象が残りました。

詳しくはこちら

(個人的には醍醐寺の大威徳明王の牛が気になる松岡)
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by matsu_bi | 2011-07-28 16:41 | レセプション

「明・清陶磁の名品」展レセプション

本日は出光美術館の「明・清陶磁の名品-官窯の洗練、民窯の創造」展のレセプションに行ってまいりました。
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今回は「名品展」と銘打つだけあって、文字通り、粒ぞろいの名作・大作がずらりと展示されていました。
こういった展示は(自分の場合は)圧倒されて、途中で疲れてしまうことが多々あるのですが、今回は息切れすることなく最後まで堪能させていただけました。その理由の一つに「解説の少なさ」が挙げられます。基本的に作品と作品名・年代・窯名の書かれたキャプションのみ、という至ってシンプルな構成なのです。最初は「初心者にはちょっと乱暴かな?」とも思ったのですが、図録を広げてみて、それが杞憂だと分かりました。図録では1点1点、丁寧に解説されているだけでなく、キャプションの技法用語集まで付いているのです。

解説が煩わしいと思う人は作品だけに集中でき、詳しく知りたい人は図録を片手に見てまわれば良い

やたらと読ませることが多い展覧会も少なくない中、このような配慮は(美術館を運営する立場の一人として)とても大切なことだと感じます。

また、今回は「官窯」と「民窯」を対比させる展示ということで、官窯の作品のキャプションには龍の、民窯のそれには唐子の文様を入れどちらか一目瞭然にしてある、というのも嬉しい心遣いと遊び心でした。

鑑賞陶器の好きな方は必見の名品展、詳細はこちら

(松岡)
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by matsu_bi | 2011-06-27 23:06 | レセプション

「鳳凰と獅子」展レセプション

先日、サントリー美術館で開催中の「不滅のシンボル 鳳凰と獅子」展のレセプションにお邪魔しました。

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当館でも4月まで「ファンタジー」と題して、龍や鳳凰といった幻想動物を描いたうつわなどを展示していましたが、こちらは古代中国の銅鏡から近代日本の布団地に至るまで、鳳凰と獅子に関する作品が一同に展示されています。

高貴で優美な鳳凰
勇壮で威厳に満ちた獅子
という取り合わせはまさに豪華絢爛

時代や国を超えたスケールの大きさもさることながら、対象が想像上の生き物ゆえに作り手の自由な感性が作品から良く伝わってくる、大変見ごたえのある内覧会でした。

今展は会期中に何度も展示替えが行われるとのことで、何度行っても楽しめる(反面、学芸員の方の苦労が察せられる007.gif)というのも魅力の一つですね。

詳細はこちら

(松岡)
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by matsu_bi | 2011-06-11 12:36 | レセプション

掲載誌のご案内

最近出版された、当館情報掲載誌をご紹介いたします。


アシェット婦人画報社発行
「美しいキモノ 夏号」
定価:1,950円
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ぴあ発行
「ぴあMOOK おでかけ散歩1 東京アートさんぽ」
定価:590円
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是非ご覧ください!

(松岡)
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by matsu_bi | 2011-05-21 14:55 | 広報活動

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