「明・清陶磁の名品」展レセプション
本日は出光美術館の「明・清陶磁の名品-官窯の洗練、民窯の創造」展のレセプションに行ってまいりました。
今回は「名品展」と銘打つだけあって、文字通り、粒ぞろいの名作・大作がずらりと展示されていました。
こういった展示は(自分の場合は)圧倒されて、途中で疲れてしまうことが多々あるのですが、今回は息切れすることなく最後まで堪能させていただけました。その理由の一つに「解説の少なさ」が挙げられます。基本的に作品と作品名・年代・窯名の書かれたキャプションのみ、という至ってシンプルな構成なのです。最初は「初心者にはちょっと乱暴かな?」とも思ったのですが、図録を広げてみて、それが杞憂だと分かりました。図録では1点1点、丁寧に解説されているだけでなく、キャプションの技法用語集まで付いているのです。
解説が煩わしいと思う人は作品だけに集中でき、詳しく知りたい人は図録を片手に見てまわれば良い
やたらと読ませることが多い展覧会も少なくない中、このような配慮は(美術館を運営する立場の一人として)とても大切なことだと感じます。
また、今回は「官窯」と「民窯」を対比させる展示ということで、官窯の作品のキャプションには龍の、民窯のそれには唐子の文様を入れどちらか一目瞭然にしてある、というのも嬉しい心遣いと遊び心でした。
鑑賞陶器の好きな方は必見の名品展、詳細はこちら
(松岡)
今回は「名品展」と銘打つだけあって、文字通り、粒ぞろいの名作・大作がずらりと展示されていました。
こういった展示は(自分の場合は)圧倒されて、途中で疲れてしまうことが多々あるのですが、今回は息切れすることなく最後まで堪能させていただけました。その理由の一つに「解説の少なさ」が挙げられます。基本的に作品と作品名・年代・窯名の書かれたキャプションのみ、という至ってシンプルな構成なのです。最初は「初心者にはちょっと乱暴かな?」とも思ったのですが、図録を広げてみて、それが杞憂だと分かりました。図録では1点1点、丁寧に解説されているだけでなく、キャプションの技法用語集まで付いているのです。
解説が煩わしいと思う人は作品だけに集中でき、詳しく知りたい人は図録を片手に見てまわれば良い
やたらと読ませることが多い展覧会も少なくない中、このような配慮は(美術館を運営する立場の一人として)とても大切なことだと感じます。
また、今回は「官窯」と「民窯」を対比させる展示ということで、官窯の作品のキャプションには龍の、民窯のそれには唐子の文様を入れどちらか一目瞭然にしてある、というのも嬉しい心遣いと遊び心でした。
鑑賞陶器の好きな方は必見の名品展、詳細はこちら
(松岡)
by matsu_bi
| 2011-06-27 23:06
| レセプション
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