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松岡美術館 ブログ

ガマン・・・
ガマン

足あとをつけたい衝動をおさえパシャリっ♪
雪_e0200353_13484625.jpg

雪化粧したお庭はとてもきれいでした(^∀^)
雪_e0200353_13472079.jpg

この雪景色を見て2つの作品が浮かびました!


こちらです。

モーリス・ド・ヴラマンク≪雪の中の村≫
1930年 油彩 カンヴァス
雪_e0200353_14327100.jpg
73.1×91.7 ㎝
雪は見慣れた風景を一変し、新鮮な感動を与えたためであろう。ヴラマンクは雪の風景を繰り返し描いた。ここには雪が降ったあとの村の大通りと、それに面して並ぶ家屋が表されている。押し黙る空のもと、寒村の往来はいつもにもまして寂寥感が漂う。雪はあまり積もらなかったのか、道路や屋根はところどころ地肌を見せ、雪の白い色がさまざまな諧調を見せている。往来を人が歩む。その先には、冬を屋内で暮らす人びとの質朴な生活がある。


モーリス・ユトリロ≪サン・ベルナール(アン県)の教会≫
1930年 油彩 カンヴァス
雪_e0200353_1434135.jpg
51.0×44.5 ㎝
療養のためにパリを離れてサン・ペルナールの城館で軟禁状態に近い日々を過ごすことの多かった1924年から1933年の10年間に、ユトリロはこの教会を様々な季節に幾度も描いており、油彩だけでも十数点が残されている。その多くでは教会はもう少し離れた地点から眺められており、1927年頃までの作品では人の姿は殆ど描かれていないが、ここでは雪の晴れ間の曇空の下、雪の積もった林を背にした教会堂が大きく捉えられ、礼拝に向かう人々の姿が描き込まれている。教会建築の描写はやや平板であるが、逆に単純で明快な、ある種の晴れやかさを漂わせてもいる。ユトリロにとって、教会建築を描くことはそれ自体がどこか祈りにも似た行為であった。やがて彼は、素朴ではあるが熱烈な信仰に没入してゆき、1933年には洗礼を受け、晩年は神への祈りが制作と並んで彼の生活の中心となる。

この2点は次回展「西洋絵画の中の人びと」(4/24~9/25)展示予定作品です。




こちらの作品をご覧頂ける時はとても暖かくなっていますね。
お庭の雰囲気もガラリと変わります。
ぜひ遊びにいらしてくださいませ。
お待ちしております(^∀^)



# by matsu_bi | 2011-02-15 16:04 | 最新情報・お知らせ

祈り

(>_<)うぅー寒いですねー

こんな気温の低い中
たくさんの方がいらして下さいました!
ありがとうございます。

こちらの写真はギャラリートークの様子です。
祈り_e0200353_1632554.jpg

只今開催中のファンタジー~松岡コレクションの幻想世界~
展示室4「中国の幻想動物たち」について学芸員黒川が解説しました。
祈り_e0200353_1634015.jpg

今回はファンタジーというテーマにそって
作品の文様に焦点をあてた解説をしています。
いろいろな動物がどこにいるのか
みなさんよーく見て探していらっしゃいました(^∀^)
祈り_e0200353_1635741.jpg


ご自分だけの動物をぜひ見つけにいらしてくださいませ。




本日は展示室5よりご紹介します。

野田好子≪祈り≫
1974年 油彩 カンヴァス
祈り_e0200353_166196.jpg
130×162 ㎝


下の部分はデカルコマニーの技法を使い下界を表現したそうです。



# by matsu_bi | 2011-02-12 16:41 | 企画展について

鳥と狩人

本日は展示室5よりご紹介します。


堀口千鶴雄≪鳥と狩人≫
1983年 油彩 カンヴァス
鳥と狩人_e0200353_10502968.jpg
131×162 ㎝



堀口氏より
今回の企画展にあたり
お手紙を頂戴いたしましたのでご紹介します。


鳥の巣は子孫保存の本能、その鳥を狙う猛禽は自己保存の本能。そして人影は猛禽を狙う。弱肉強食という生を持つものの自然の法則という哲学を表現するも、絵画として、構図、色彩はあくまでも美しくなければならない。(原文まま)


お孫様が大阪府よりお見えになって感激されていたそうです。
わざわざお越し頂きありがとうございました。



# by matsu_bi | 2011-02-10 12:55 | 企画展について

聴秋悲夏

本日は展示室5よりご紹介します。


信太金昌≪聴秋悲夏≫
1981年 紙本着色
聴秋悲夏_e0200353_10295189.jpg
163×280 ㎝


信太氏は
「私たちが広大な自然の中で、ある情景や現象に出会ったとき、そこに感動があったり、悲しみがあったり、喜びがあったり、淋しさがあったりします。そう感じる取る私たちの生きている呼吸が、不変的な、あるいは永久に繰り返される大自然の呼吸に入り込んだときに、私たちは一つの自然への対話となって「絵」を描こうとします。そして、その風景が広大な自然の中の一部だということを心におき、自然の中の宇宙観というものを見なければ・・・。」と語っていたそうです。



# by matsu_bi | 2011-02-09 11:22 | 企画展について

蒼想

ついに
クリアファイルが
完成しました(^∀^)

蒼想_e0200353_13562417.jpg






各300円







左:青花龍唐草文天球瓶 明時代初期
右:狗子 円山応挙 1787年

たくさんのリクエストにより商品化したクリアファイル
とてもいい仕上がりで
さっそくまとめ買いする職員も(^v^)



本日は展示室5よりご紹介します。

行近壮人≪蒼想≫
1973年 紙本着色
蒼想_e0200353_13491573.jpg
152×233 ㎝


行近氏は
「強くかしこくたのもしく凛々しく優しく美しく大きくてまた繊細でいじらしい程にひたむきなこんな言葉がピッタリの馬こんな動物はほかにない」
と語っていたそうです。



# by matsu_bi | 2011-02-08 16:25 | 企画展について

松岡美術館 公式ブログ
by matsu_bi
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