「FUJIFILM SQUARE 開館10周年記念写真展」の内覧会
各方面でご活躍されている名だたる方々の作品に、ただただ驚きでした。
個人的には、この写真(鶏卵紙)に絵具で彩色を施した作品が好きです。
写真と絵画が融合した、調和と新鮮さがそこにはありました。
カラー写真がない時代であっても、
こうした工夫により色を伝えることができたのか、と感激しました。
また、学生時代にお世話になった土田ヒロミ先生の作品もありました。
土田先生には、写真と言葉の関係性についてをご教示いただきました。
撮影した写真一枚一枚に、それぞれ20字程度の言葉を添えていき、
写真を言葉と結び付けていく。
いままで自分が体験したことのなかった、
あのワークショップは卒業して数年経ったいまでも鮮明に覚えています。
デジタルの普及により、写真を印刷する機会がしだいに減りつつある現代ですが、
生のプリントに触れることにより、改めて紙が持つ独特の世界観を体感しました。
風のゆらめき、空気の匂い、街や空の表情、人々の想い。
五感にうったえかけてくる、そんな写真の数々。
ぜひ皆様にも、そんな写真たちの世界を味わっていただけたらと思います。
「FUJIFILM SQUARE 開館10周年記念写真展」の詳細は、以下になります。
ミシマ
ロビーコンサート アートとともに Duo Deux Fleurs -デュオ ドゥ フルール-
全国的に雪が降ったりと寒い日が続く2月11日土曜日の午後3時30分から、今年初めてのロビーコンサートを開催しました。
今回の出演者は、中村ゆか里さん、中村里奈さん姉妹によるヴァイオリンデュオ「Duo Deux Fleurs -デュオ ドゥ フルール-」。
【プログラム】
クライスラー 愛の喜び
ベリオ 二台のヴァイオリンの為のコンチェルト
カッチーニ アヴェマリア
バルトーク ルーマニア民俗舞曲
〈アンコール曲〉
さくら変奏曲
鮮烈な曲調でスタートした今回のコンサート。そこへ、カッチーニのアヴェマリア。会場がしっとりとした雰囲気に包み込まれます。続く、バルトークのルーマニア民俗舞曲は7つの舞曲の旋律を用いて6つの部分で構成されており、思わず踊りたくなるようなリズミカルな楽しい演奏でした。ここ数日は、外出が億劫になるような寒さが続いていますが、館内は沢山のお客様の拍手に包まれていました。
さらに、アンコールでは当館の庭園を桜の時期に無料開放していることをご紹介くださったうえで、さくら変奏曲を演奏するという粋なはからい。素敵な演奏に加え当館の宣伝まで、どうもありがとうございますm(_ _)m
さくらさくら…日本人なら誰もが親しみのあるメロディーですが、二台のヴァイオリンによって奏でられる優雅かつドラマティックなメロディーで、春の到来が待ち遠しくなりました。
中村ゆか里さん、中村里奈さん、ならびにご来館くださった皆様、ありがとうございました。
当館の庭園開放については、ツイッターや、こちらのブログでお知らせしておりますので、ぜひお越しください。(写真は昨年、春のお庭です。)
次回のロビーコンサートは、4月29日(土・祝)の15時30分~
岩瀬龍太さんによるクラリネットの演奏を予定しております。
次回もお楽しみに。
皆様のご来館を心よりお待ちしております。
山口
鎌倉秀雄先生のご来館
現在、展示室6には鎌倉先生の作品が、計6点出展されています。
写真は、先生の作品《追想王妃の谷》の前で撮影したものです。
《追想王妃の谷》 1981年 紙本着色
作品の制作意図や作家仲間のお話など、貴重なお話をいただきました。
お忙しいところご来館くださり、また撮影のご協力もいただき、誠にありがとうございました。
ミシマ
スクールプログラム「アーティストの1日学校訪問」@港区立笄小学校
サントリー美術館の内覧会へ
明日から公開の「コレクターの眼 ヨーロッパ陶器と世界のガラス」展です。
4階第1展示室にはヨーロッパ陶磁、3階第2・3展示室には世界のガラスが展示されていました。
第1展示室は、18世紀のデルフト(オランダ)をはじめ世界各地のファイアンス、また、イタリアのマヨリカ陶器が中心となっていました。
第2・3展示室は、古代オリエントから現代のものまでと幅広い時代のガラス作品で構成されていました。
器に描き付けられた繊細な絵や、宝石のように輝きを放つガラスの姿に、すぐに心を奪われました。
また、キャプションによる解説がとてもわかりやすく、制作方法や時代の流れ、作家の制作意図等が、すっと頭の中に入ってきました。
作品の美しさ、華やかさを楽しむことにとどまらず、学びの場としても大変有意義な時間を過ごすことができました。
そして、展示品がすばらしかったのはもちろんですが、それら一つ一つを美しくみせる照明も興味深かったです。
もっとも美しく見えるように、違和感なく自然に鑑賞できるように、照明が設計されているのです。
たとえば、光源に黒い筒上のものをぶせ、集光して作品が浮かび上がるように際立たせた工夫など、作品鑑賞だけでなく、照明の鑑賞?(笑)にも心打たれました。
立ち位置によって鑑賞者の影が映りこんでしまったり、作品にできる強い影が鑑賞の妨げになってしまったりと、展示照明は非常に難しいのです。
実際、私も展示の現場で照明には悩まされました。
一つ問題を直せば、また一つ問題が生まれたりと、延々に作業が続いていくのです(笑)。
ご興味のある方は、是非一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
以下、展覧会の詳細が載ったホームページとなります。
http://www.suntory.co.jp/sma/
ミシマ
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